年齢を重ねるにつれて、身の回りの「片付け」に対する意識が変わってきたと
感じることは、ありませんか?
特に50代になると、子どもが独立したり、親の介護や相続問題を
経験するなど、自分の「これから」と向き合う機会が増えてきます。
そんなときに、出会ったのが書籍「あした死んでもいい片づけ」です。
この本は、単なる収納術や整理整頓ではなく、人生を見直す「心の整理」にも
つながる生前整理の大切さを教えてくれました。
なぜ、生前整理なのか?
多くの人が「まだ早い」と思いがちな生前整理。
しかし、いざというときに慌てないためにも「元気な今だからこそ」
始める意味があるのです。
家の中にある”なんとなく取っておいた物”が将来、自分や家族の
負担になってしまうことも少なくありません。
生前整理は、単に物を減らすのではなく、「本当に必要な物」を見極めて
「自分がどう生きたいのか」に向かう作業でもあります。
実践してよかった片づけのステップ
思い出を見直す
子どもの作品や手紙など、手放しにくい物は、たくさんあります。
でも、「今の私にとって必要なの?」を基準にすると
意外と気持ちよく手放せます。

迷った時は後回しにしたり、写真に収めたりしてもいいですね。
モノの定位置をきめる
整理して残したい物も、場所が決まっていないと再び散らかってしまいます。
使う頻繁に合わせて収納場所を、決めることで日々の生活がぐっと楽になりました。
親の持ち物に目を向ける
親の家にある大量の持ち物。
生前に、一緒に話し合っておくことで、いざという時のトラベルや迷いを
減らせます。家族の会話のきっかけにもなります。
エンディングノートの記入
遺言書ほど堅苦しくなく、気軽に書けるエンディングノートは、自分の気持ちや希望を
伝える手段としてとても有効です。
まとめ 人生に前向きに片づけを
片付けというと、どうしても「面倒」「時間がかかる」と
ネガティブに捉えがちです。
でも、「あした死んでもいい片づけ」を通して感じたのは、
それが「今の自分を大切にする」行為でもあるということ。
モノと向き合い、自分と向き合うことで、こらからの人生を
もっと軽やかに、前向きに生きていける。
そんな、力をくれる片づけです。
もし、あなたが今、「何から始めればいいのか分からない」と思っているなら
先ずは、1つの引き出しを、開けてみてください。
そこから、小さな一歩が、きっと大きな安心に繋がっていくはずです。