50代になると、子どもの独立や定年後の生活が現実味を帯びてきます。
それに伴い、これまで「必要だと思っていた保険」も今の自分に合っているか見直す時期です。
若い頃に加入した保険を、そのままにしていると、今のライフステージには不要な保険料を、払い続けている可能性もあります。
この記事では、50代からの保険見直しポイントと本当に必要な保証についてわかりやすく解説します。
支出を、抑えて老後資金を、しっかり確保するために、1度立ち止まって一緒に考えてみましょう
50代は保険の見直しのベスト タイミング
50代は、人生の「後半戦」を見据える時期。
これまでの保障を整理し「今の自分に必要なものだけを残す」タイミングです。
見直しを考える目安として、次のような変化があれば要チェックです
- 子どもの養育費がかからなくなった
- 住宅ローンが完済、または残りわずかになった
- 健康診断で気になる結果が出始めた
- 老後資金づくりを意識し始めた
これらに当てはまる方は、保険内容の見直しを始める良い機会です。
本当に必要な3つの保険
50代からは「起こる確率は低いけど、起きたら時の損失が大きいリスク」に備えることが大切です。
具体的には、次の3つの保険が基本になります
①火災保険
万一の火災に備えるための保険です
賃貸なら年間4,000円程度から加入でき、掛け金に見合う安心が得られます。
②自動車保険
車や自転車を利用している方は、対人、対物無制限で加入を。
事故を起こしてしまった際、相手や自分の双方を守るためにに欠かせません。
③掛け捨て型の死亡保険
一家の収入を支えている人は、万一に備えて最低限の保障を。
ただし遺族年金と貯蓄で生活できる場合は不要です。
住宅ローンがある場合は団体生命保険でカバーされているケースもあるため、確認しておきましょう。
また、自営業やフリーランスの方は「就業不能保険」も検討の余地があります。
見直したい 不要になりやすい保険
◯積立型の保険
保険と貯蓄がセットになっている商品は、手数料が高く運用効率が悪いことも
掛け捨て保険に変更し、浮いたお金をNISAなどの積立投資に回すのも有効です
◯医療保険
入院や手術への備えは大切ですが、高額療養制度を知っておくと無駄が減ります
まずは、自分の保障内容と制度を確認してみましょう
全国健康保険協会（高額療養費制度）
◯介護保険（民間）
民間の介護保険は掛け金の割に保障が低いことも多く、貯蓄で備える方が効率的な場合もあります
◯高額な死亡保険
子どもが独立しているのなら、高額な死亡保険は、不要です
保険金額を減らしたり、解約を検討してもいいでしょう
また、葬式代にと死亡保険を掛ける人も多いのでは、ないでしょうか？
私自身も「葬式代のため」と加入していた終身保険を見直し、保険料分を子どもに渡して新NISAで積立を始めてもらいました
親子で”お金を育てる”経験になり”双方にとって良い選択でした。
保険を見直すと老後資金が増える
保険料の見直しは固定費の削減にも繋がります
例えば、月2万円の保険料を1万円に減らすと
- 年間で12万円
- 5年間で60万円
- 10年間で120万円
の節約になります。
このお金を新NISAなどで積立投資すれば、老後資金として大きな力になります。
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まとめ 保険を整えることが未来を整えること
50代は「これからの暮らしをどう整えるか」を、考える大切な時期です。
不要な保険を、見直すことで家計にゆとりが生まれ、将来への不安が軽くなります
- 保険は「確率は低いが損失が大きいもの」に備える
- 不要な保険は減らし老後資金に回す
- 今こそ見直しのベストタイミング
「なんとなく続けている保険」を整理するだけで、未来の安心が少しずつ形になっていきます
さぁ、今から”未来の自分”のために動き出しましょう。
